セルフレジの導入はどうしたらいいの?
端末で注文できる「セルフオーダーシステム」と自分で会計をする「セルフレジ」。
飲食店ではどんな流れで利用しているのか、実際の順番を紹介します。
また導入しているお店では、どんな課題を解決できたのか、導入効果とともに紹介します。
セルフオーダーシステムとセルフレジの連携が最強!
お客様がテーブルのタブレット端末から直接注文をする「セルフオーダーシステム」。そしてお客様自身で伝票のバーコードをかざして会計ができる「セルフレジ」。
この二つの連携で、注文から会計まで一連の業務がセルフ化できます。そのことによるメリットを紹介します。
- 感染リスクの軽減
- 感染リスクが心配される飲食店は、より安心安全に食事を楽しんでもらうための衛生面の対策が急がれています。 セルフ化により対面でのやり取りが減ることで、お客様はもちろん、働くスタッフの感染リスクも減らすことができます。
- ホール業務のオペレーションを大幅に軽減
- お客様が端末で直接注文し、セルフレジを使って自身で会計を行うため、スタッフのホール業務の負担が軽減されます。
注文の聞き取りミスやレジの打ち間違え、お釣りの出し間違えなどのミスもなくなります。
- 人件費の削減
- 伝票上の売上と、現金やクレジット伝票が一致するかを確認するレジ締め作業は、任せられるスタッフが少なく、人材確保に悩んでいるお店も多いと思います。自動化されることで時間をかけず正確にレジ締めができます。
ホール業務の削減とともに人件費の削減にもつながります。
セルフオーダーシステムとセルフレジ利用の流れ
STEP
- 座席につく
- テーブルに設置してあるタブレット端末に人数を入力します。
多言語対応機能が付いているので、日本語がわからない海外からのお客様もスムーズに操作できます。 画像出典:日本システムプロジェクト
STEP
- タッチパネルで注文
- メニュー名だけでなく説明表示もあるので、わざわざ店員さんを呼んで聞く必要がありません。
おすすめメニューや限定メニュー、セットメニューやドリンクも見やすい画面で選びやすくなっています。 画像出典:日本システムプロジェクト
STEP
- 注文した料理が運ばれてくる
STEP
- 追加で注文
- あと一品を頼みたいときのレコメンド機能で、追加メニューが選びやすい。先ほど頼んだメニューをもう一回頼みたいときは「おかわりオーダー」ですぐに探せます。
お酒を注文するときは、飲酒警告が出るので安心。 画像出典:日本システムプロジェクト
STEP
- 注文履歴を確認
- オーダーストップボタンを押すと会計確認ができます。
割り勘計算もできます。
STEP
- セルフレジで会計
- カスタマー伝票をセルフレジに持って行きます。
バーコードを読み込ませて会計スタート。現金以外に、電子マネー、クレジットカード、バーコード、QR決済もできます。 画像出典:日本システムプロジェクト
オーダー・会計をセルフして人件費節減
事例1SEMOOR 「豚骨ラーメン一番軒」
名古屋を中心に約20店舗を展開しているラーメン店。
これまでは「券売機」で運用。レジ操作が不要で、現金の数え間違えがなく、従業員の不正も少ないことがメリットではあった。
- 課題
- 券売機は、高額紙幣の両替作業が必要(高額紙幣を扱える券売機は高い)、ピーク時には渋滞が発生。
お客様がゆっくりとメニューを選べず追加オーダーもできないため、客単価が伸びない。また機械の故障で修理コストが大きく、メニュー変更も大変。
より少ない人員で収益増を図りたい。
- 解決策
- セルフオーダー端末の利用で、座席でゆっくりラーメンの種類、セレクトメニューの選択やトッピングの選択ができるようになった。また食事中でも追加オーダーが簡単にできるように。
セルフレジの導入でお客様自身が会計。レジの人員が削減でき、コストダウンに。
- 導入効果
- フリーレイアウトのメニュー画面がわかりやすいと好評。
セルフレジは24時間365日稼働なので、深夜のシフト組みの負担が減った。
提供スピードが向上し追加注文もアップ
事例2emenu 「焼きあご塩らー麺たかはし」
あごだしを世に広め、大きく成長している焼きあごだしのラーメン店。
- 課題
- 少ない人数でサービスできるオペレーションモデルを作りたいが、機械化で飲食店の雰囲気をなくしたくない。
クオリティと提供スピードを向上させるためのシステムを導入したい。
- 解決策
- 実際にラーメンを作っているところが見えるオープンキッチンタイプの内装にして、飲食店の雰囲気を残しながら、オーダー端末とセルフレジを導入。
ホールスタッフ0人、キッチン4人で回せる体制を実現し人手不足を解消。
注文時間の短縮と、キッチンプリンターに直接注文が入るシステムで、提供スピードがアップ。
- 導入効果
- 回転率が向上。
家族連れやグループ客が座席についてゆっくりとメニュー選びができるようになったことで、券売機に比べトッピングの出数や追加注文が増えた。